アメリカ原産のパッションフラワーpassionflowerは、生薬としてストレスや不安・緊張を和らげる精神安定剤や鎮静剤の効果があるといわれています。花には、薬効成分があり乾燥させ錠剤やハーブティーとして使われます。時計の長針、短針、秒針のようにみえることから日本では、トケイソウ(時計草)と呼ばれ海外では、花の中心が十字架のようにみえることからキリストの処刑を象徴している「キリスト受難の花」とよばれています。passionの意味は、情熱ではなく受難だったんですね。
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PMDDやPMSで治療が必要な女性は、5~10%
月経前症候群(PMS)は、9割の女性にみられ症状に個人差はあるものの生理の始まる前に手足のむくみ・気持ちの浮き沈み・腰痛・にきび・食欲の変化などが起こります。生理が始まると症状が消えてなくなるのが特徴です。またPMS(月経前緊張症)より重症のPMDD(月経前不機嫌性障害)でヒステリーを起こす女性は、全体の5%。女性の5~10%は、PMS(月経前緊張症)やPMDD(月経前不機嫌性障害)の治療が必要な状態です。しかし日本人女性の8割は、不快と思いながらガマンして放置しています。
PMS(月経前緊張症)やPMDD(月経前不機嫌性障害)の治療薬
医薬品名 | 日本での名称 | |
イブプロフェン | ブルフェン | 生理痛・PMS |
アセトアミノフェン | アセリオ、アトミフェン、アニルーメ」、アフロギス」、アルピニー」、アンヒバ」、カルジール」、カロナール」、「コカール」、サールツー」、「ナパ」、パラセタ、ピリナジン、ピレチノール | 生理痛・PMS |
アスピリン | アスピリン | 生理痛・PMS |
フルオキセチン | プロザック | PMS・PMDD |
ピル=OC(低用量経口避妊薬)でPMS(月経前緊張症)が改善できる
ピル=OC(低用量経口避妊薬)でもPMS(月経前緊張症)の症状を和らげることはできますが、妊活中の女性には、おすすめできません。製剤によっては、イライラや怒りっぽさがひどくなるものもあるからです。PMS(月経前緊張症)は、病気ではないのかもしれないけど、1ヶ月のうち1週間は、私たち女を不調にさせます。最近は、サプリメントや治療薬もあるのでヒステリックなイライラがひどいようなら薬やサプリで改善するというのもありかもしれません。