万引きを繰り返す主婦、クレプトマニア(窃盗症)?PMDD?

女性の多くは、生理前になるとイライラしたりカラダが重くなり不調になります。個人差がありますが、ニキビができる、カラダがむくむ、肩がこる、腰が痛い、眠くて仕方ない、頭痛のほか、旦那や子供に八つ当たり。家族だけでなく会社の上司や同僚とケンカをしてしまう女性もいます。「毎月のことだから」とほとんどの女性は、あきらめて毎日をやり過ごしています。私自身PMS(月経前緊張症)もPMDD(月経前不機嫌性障害)もひどい状態で毎月大きな声を出してヒステリックになっていました。周りの女性に聞くと「うつっぽくなる」「落ち込む」「ヒステリーを起こしてしまう」と似たような答えが帰ってきました。女性ホルモンの影響でPMS(月経前緊張症)やPMDD(月経前不機嫌性障害)の症状があらわれるのです。

スーパーマーケット
私の友人は、スーパーでレジ打ちの仕事をしています。近所のYさん(50代主婦)は、万引き常習者でYさんが、お店に入るとBGMを変え暗黙の了解で従業員が監視の目を光らせます。他のお客様から通報があっても原則現行犯しか捕まえることができないためピリピリしながらYさんを見守っているというのです。そしてYさんは、万引きにつかまりました。その時に言ったセリフが「生理だったから盗んでしまった」というものでした。50代で閉経している人も多い中、Yさんは、生理を理由に万引きをしてしまったと言い訳をしたそうです。友人に「その人毎月生理のたびに物を盗らないといけないね。生理を言い訳にするなんて最低じゃん」と言うと「常習性があるから何度も繰り返すんだよ、そういう人」と教えてくれました。

精神疾患の一種クレプトマニア(窃盗症)

興味深い話だったので「生理・主婦・万引き」で検索をしたところ、スーパーマーケットで万引きを繰り返す主婦は、やっぱりいるようです。物を盗りたいという衝動を抑えられません。欲求がコントロール出来ないからついついポケットに商品を入れてしまうのだそうです。これは、精神疾患の一種で「クレプトマニア(窃盗症)」といいます。

生理中の犯罪に関しては、月経と犯罪が面白い。

生理との因果関係に関しては、「月経と犯罪」という本が興味深いです。「月経だからつい盗んでしまった」というのが万引き犯の常套句(ジョウトウク)なのかもしれませんが月経前になると仕事のミスを連発したり上司や同僚と口論になってしまう、過食に走ってしまう、過眠や不眠、制御不能、突然泣いてしまう、人が変わったように怒鳴ってしまったりヒステリックになってしまう人は、PMS(月経前緊張症)ではなくてPMDD(月経前不機嫌性障害)の症状を違ったほうが いいかもしれません。

自分を止められないPMDD(月経前不機嫌性障害)

PMDD(月経前不機嫌性障害)は、生理前だけに起きる症状で衝動的に万引きに走ってしまったりテレビを投げる人までいるそうです。感情のコントロールが難しい場合、PMS(月経前緊張症)を治す時のようにピルや漢方で対処しても改善しません。

自分を止められないようなら女性外来や婦人科ではなく精神科での治療が必要になります。早めに病院で診てもらった方が良かもしれません。

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