生理前の下腹部や足の付け根、Vライン(ビキニライン)が痛くなる

生理前になると下腹部と足の付根、Vライン(ビキニライン)と呼ばれる部分が痛くなる人がいます。排卵日前後なら排卵痛、生理前ならPMSと思えるのですが生理中もずっとチクチクと痛みがあるので気になってしまいます。病的異常はないのに鈍痛が続く場合骨盤内うっ血症候群かもしれません。

骨盤内うっ血症候群、(Pelvic Congestion Syndrome)=PCS

子宮や卵巣を調べても原因が見つからず器質的には疾患ではありません。生理前から生理中にかけて発症しやすくPMS(月経前緊張症)・PMDD(月経前不機嫌性障害)や月経困難症に似ておりストレスが1番の原因です。ビキニラインに違和感や下腹部の鈍痛が長く続く場合、「骨盤内うっ血症候群」(Pelvic Congestion Syndrome)=PCSかもしれません。

血やリンパの流れを改善すると治りやすい

骨盤内うっ血症候群は、一昔前までテーラー症候群と呼ばれており器質的な問題はなくストレスが原因で発症します。パソコンの前で長時間座っている人に多く見られ血やリンパの流れが悪いのも原因です。血流やリンパの流れを改善が大切。日常生活を整えサプリメントや漢方薬を飲むことで症状が改善することもあります。サプリメントを飲むならPMS(月経前緊張症)を改善するタイプのもの。医師に処方してもらう場合、漢方薬を服用します。漢方薬なら数週間、サプリメントなら数ヶ月服用することで不快感が改善できます。漢方では、桃核承気湯、温経湯、当帰芍薬散、桂枝茯苓丸が有効。7割近くの女性が「桂枝茯苓丸」で症状が和らいでいます。便秘がちなら「桃核承気湯」痛みが軽く貧血気味でむくみやすい人は、「当帰芍薬散」が効くといわれています。漢方医と相談されて体質にあわせてお飲みください。

漢方薬やサプリで改善しない場合抗うつ薬や抗不安薬を併用することで改善します。

Vライン

じっとしている就寝中や起床後に痛みが起こりやすいといわれている骨盤内うっ血症候群。女性は、ストレスが溜まると下半身が冷え血行や血流が悪くなるのでサプリメント漢方薬だけに頼らず日常生活でも運動不足にならないような過ごし方をされると効果があらわれやすいようです。

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