生理前になると、胸が張って痛くなる女性は、少なくありません。乳房や乳首が痛くなるのは、PMS(月経前緊張症)の症状です。おっぱいのしこりや痛みが伴うのは、以下の病気が原因のこともあります。
- 月経前症候群(PMS)
- 乳腺症
- 乳がん
- 授乳中→急性うっ滞性乳腺炎
- 授乳中→急性化膿性乳腺炎
目次
生理前に胸が痛くなるPMS(月経前緊張症)
生理前に胸が痛くなる理由は、PMS(月経前緊張症)。歩いたり走ったりするのも苦痛になるし触られたり自分で触っても痛みが伴います。PMSは、生理が終わると症状が改善します。
PMS・乳がん・乳腺症・乳腺繊維腫の違い
症状 | PMS | 乳がん | 乳腺症 | 乳腺線維腺腫 |
年代 | 20~50代 | 30~60代 | 30~60代 | 20~30代 |
乳房のしこり | 生理前や生理中にみられる痛い | かたく根をはったようなしこり | でこぼこしない良性のしこり | ややかたい球形のしこり。痛みがない |
乳房の変化 | 乳首が固くなり 乳房が大きくなり張って痛い | 皮膚が引きつれたり凹む・乳輪のただれ | なし | なし |
そのほか | 生理が終わると症状は、おさまり毎月繰り返す | 進行すると出血やニオイがある | 月経前に痛みが強くなり月経が始まると症状がおさまる | 月経周期で症状の変化は見られない |
ただ40歳以上の女性や、母親や姉妹が乳がんだった場合「がん家系」の女性は20代でも30代でも注意が必要です。国立がん研究センターによると女性は、子宮がん、胃がん、肺がん、大腸がん、乳がんの順で死亡数が増加しているようです。自治体でも40歳以上の女性が乳がん検診を無料にするなど措置をとっているほどなので妊娠経験の有無にかかわらず自己チエックを習慣にするといいです。乳がんリスクが高い40歳以上の出産経験がない女性。
生理前の乳房の張り
他のがんと違い乳がんだけは、自分で発見できます。生理前や生理中はチクチク痛むので月経後3日ぐらいの乳房がはっていないときに調べてみましょう。わきの下に手を入れてぐりぐりとしたしこりがないか、両腕をあげたとき乳房の形は、おかしくないか鏡の前で見た時の乳房の形。乳首からの分泌液あおむけに眠った状態で乳房に違和感が無いか調べます。PMSに限らず自分のカラダを大切にしながらチエックする習慣を持ちたいものです。
乳がんの発症リスクは、初潮が早い人、閉経が遅い人など。体内のエストロゲン濃度が高く長い人ほどリスクが高まります。妊娠中や授乳中は、エストロゲン濃度は押さえられるため、出産経験がない女性や授乳回数が少ない女性は、リスクが高くなります。また中高年になってから太ってしまったり閉経後に肥満二位陥ると脂肪細胞でエストロゲンが生成されるためリスクが高まります。
PMS(月経前緊張症)の症状でおっぱいが痛くなるときの対処法
おっぱいがかたくなるみたいで触られると乳首がチクチク痛み嫌悪感半端ないです。生理前に乳首や乳房が痛くなるのは、PMS(月経前緊張症)の症状です。PMSの治療薬に配合されているチェストベリーは、続けて飲むと症状を改善するのに効果的です。治療薬は、薬剤師がいる薬局などの取り扱い店舗のみで販売。最近は、チェストベリー配合サプリをネットで購入できるので利用されるといいかもしれません。