高校受験、大学受験、面接、プレゼン、結婚式、新婚旅行、大切なスケジュールと生理が重なりそうなとき「生理日をずらしたい!」と思うことがありませんか?ピルを使えば生理を早めたり遅らせたりできます。ピルは、黄体ホルモン(プロゲステロン)と卵胞ホルモン(エストロゲン)を含んだ錠剤で避妊薬として知られていますが、生理前の不快症状PMSや重い生理痛(月経困難症)を整える効果があります。
- 1ヶ月以内中容量ピルを飲む
- 1~2ヶ月余裕がある低容量ピル(ドオルトン、プラノバール、ソフィアA/C、ノアルテンD、新EP錠、ノアルテンなど)を飲む
- 2~3ヶ月余裕がある(基礎体温表をつける)
低用量ピル | エストロゲン30~35マイクログラム | 頭痛、むくみ | 急なイベント | 女性ホルモンの安定まで3ヶ月程度かかる | |
中用量ピル | エストロゲン50マイクログラム | 頭痛、腹痛、体重増加 | 急なイベント | 副作用でやすい |
生理を早める方法
早く来させたいときは、生理が始まって5日目から生理を避けたい日程の2週間前まで1~2週間ピルを服用します。ピルの内服を中止すると数日後に出血がはじまります。薬の内服期間により生理の量そのものが少なくなることもあります。生理を早めたいときは、出来る限り早く婦人科を受診、相談してください。
生理を遅らせる方法
生理予定日の7~10 日前からピルの服用を開始します。生理が来てほしくない日程の最終日まで内服するのがポイント。薬を中止すると数日後に出血します。ただしこの方法では、3週間以上遅らせることは、難しいのでスケジュールを見ながら調整します。正しく服用すれば確実に遅らせることができるので飲み忘れに注意しましょう。
基礎体温表をつける
基礎体温表をつけることで自分の生理周期を把握しやすくなります。婦人科でピルを処方してもらうときもドクターと相談しやすいので自分のイベントやスケジュールまで時間があるようでしたら毎日体温をはかりグラフに記入しておき受診の際持参すると良いでしょう。