初潮を迎えたばかりのころは、感じなかったのに月経量が増え周期が確立されてくると生理痛の症状を訴える割合が増えていきます。生理前や生理中、プロスタグランジンが過剰に出るために立ちくらみや吐き気や痛み・頭痛が起こりやすくなります。プロスタグランジンは、子宮内膜をはがし経血を外に排出する役目と軽い陣痛のような痛みの原因となります。日本女性は、我慢が美徳とされているせいか痛くてもガマンしたりそのまま放置している人が多いそうです。
女性労働協会の調査によると月経痛がひどく服薬して会社を休まなければいけない人の割合は、2.8%。服薬しながら仕事をする人の割合は、28.6%。年齢が上がると生理痛の症状が軽くなり25歳未満が43.1%が生理痛が酷いと回答しています。
穏やかな効きめの非ピリン系の鎮痛剤やACE処方のお薬なら体質を問わずに飲め負担が少ないといわれています。
ACE処方とは、アセトアミノフェン(A)、カフェイン(C)、エテンザミド(E)の3つを配合したお薬のことです。3つ揃ったACE処方のほか、アセトアミノフェンを配合した鎮痛剤は、以下の5つが代表的です。
- ノーシン(アラクス)アセトアミノフェン(A)、カフェイン(C)、エテンザミド(E)を合わせたACE処方
- タイレノール(ジョンソン・エンド・ジョンソン)
- バファリンルナ(ライオン)(イブプロフェン・アセトアミノフェン)
- 新セデス錠(シオノギ)アセトアミノフェン(A)、カフェイン(C)、エテンザミド(E)を合わせたACE処方
- エキセドリンA錠(ライオン)(アセトアミノフェン・アセチルサリチル酸と・無水カフェイン)
炎症を抑える効果がないアセトアミノフェン
アセトアミノフェンは、解熱鎮痛効果はありますが炎症を抑える効果はありません。生理前や生理日に不調になる女性は、およそ8割。普段の生活の中で生理痛が影響を与えているレベルの尺度は以下のとおりです。レベル2、レベル3、レベル4の方は、月経困難症。鎮痛剤を飲んでも効果が得られにくいかもしれません。我慢は程々にして婦人科を受診しましょう。
生理痛痛みのレベル
- レベル0(痛みがまったくない)
- レベル1(痛いけれど普段通り過ごせる)
- レベル2(生理痛がひどい。痛くて生活に支障がでる。鎮痛剤を飲まないといられない)
- レベル3(生理痛がかなりひどい。我慢できないくらい痛い、いつもの生活が送れない。鎮痛剤を飲んでも辛い)
- レベル4(痛くて起き上がれない)
痛み止め効果が高いイソプルピルアンチピリン、体質を問わずに飲めるアセトアミノフェン、効きめが高く副作用の少ないポピュラーなイブプロフェン、古くから使われているアスピリンなどがあります。
鎮痛剤の副作用で胃が荒れる人は、座薬を試す
鎮痛剤の副作用で吐き気や胃が痛くなる人がいます。私も胃腸が弱いので鎮痛剤は、飲まずに数日間ガマンしていることが多いです。私のように胃が荒れる人は、ボルタレンサポなど座薬タイプの鎮痛剤を試します。座薬は、即効性があるのがメリット。ただ浮腫みがでやすいので注意が必要です。
日常生活の改善で体質を整えていく
日常生活(食事や運動)を意識することも大切ですが、漢方薬やサプリメントで調子を整えていくと生理痛の予防につながります。漢方薬なら当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)、五苓散(ごれいさん)、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)、加味逍遥散(かみしょうようさん)、抑肝散(よくかんさん)、桃核承気湯(とうかくじょうきとう)など。私は、PMS(月経前緊張症)改善用のサプリやマカを飲んでいます。
生理前や生理中の不調は、サプリを飲む前より良くなったので今は手放せません。マカは、ヤマノが飲みやすいです。PMS(月経前緊張症)改善サプリの命の母ホワイト
PMS専用サプリめぐルナ、【生理前対策PMSサプリ】ルナベリーなど。ご自分の体質に合わせてとりいれていくと